洗濯機の排水トラブル、未然に防ぐ方法はある?
日々の生活に欠かせない家電「洗濯機」。
急に使えないとなると、とても困ってしまいます。
弊社への依頼で多い症状の一つに、排水不良の状態があります。
お客様ご自身でできる簡単なチェック方法と、修理が必要な場合の対応について解説します。
ぜひ参考にしてください!
各メーカーの排水不良のエラー
パナソニック U11
日立 C02
東芝 C1
シャープ E03
国内主要メーカーの排水不良時のエラーです。
運転中に上記の表示が出る場合は、何かの要因で排水ができていない場合があります。
取扱説明書に記載されている原因
〇排水フィルターが目詰まりしている(ドラム式洗濯機)
〇排水口にゴミがたまっている
〇排水ホースの水の流れが悪くなっている
〇本体の故障
排水フィルターが目詰まりしている(ドラム式洗濯機)
ドラム式洗濯機には排水フィルターがあります。
実は排水不良の修理依頼の中に、排水フィルター詰まりが原因であることが一定数あります。
排水フィルターは、ドラム式洗濯機の下部に設置されています。
お客様で解決できると思いますので、点検してみてください。
〇排水フィルターを外す際は、内部の水が一気に出てくる可能性があります。
少しずつ緩める感じで、洗面器などで受けながら外してください。
排水口にゴミがたまっている
洗濯機の排水ホースが接続されている排水口のことを指します。
洗濯機用の排水口はトラップ構造になっていることが多く、排水の臭気が上がってこないような仕組みになっています。
排水口の排水トラップは分解清掃ができるようになっています。
工具なども必要がないので点検してみてください。
排水ホースの水の流れが悪くなっている
洗濯機のサイドから出ている排水ホースが立ち上がっていませんか?
取扱説明書では、このように記載されています
「排水ホースの立ち上がりをできるだけなくし(10cm以下)、水が流れやすいようにしてください。」
排水ホースが長くてどうしても立ち上がってしまう場合は、カットしてしまっても問題ありません。
カット方法が不明な場合は、弊社にお問い合わせください。
電話やLINEなどでのご相談は無料です。
本体の故障
実際に排水ができているにもかかわらず、排水エラーが出てしまう場合は、本体故障の可能性があります。
洗濯機には本体内の水位を判定する機能があります。
水位が正常に認識されないと、排水できているにもかかわらず、まだ水が抜けていないと判定されエラーが出てしまいます。
この場合は部品交換などが必要になりますので、一度ご相談ください。
自分でできること以外の原因
取扱説明書に記載されていること以外の事が原因で、排水不良になってしまうことがあります。
多くの原因は本体内部のつまりです。
本体の分解を伴う作業になりますので、お客様での改善は難しいと思います。
内部排水ホースのつまり
洗濯機には露出している外部排水ホースと、露出していない部分の内部排水ホースがあります。
本体を寝かす作業や、排水経路の部品を分解する必要があります。
排水弁のつまり
洗濯機には水を溜めて運転する工程と、排水動作を伴う工程があります。
排水弁という部分でコントロールしており、弁の内部が糸くずなどで詰まることがあります。
作業には配線の処理や部品の取り外しが必要になります。
水槽の排水出口
洗いやすすぎ時の水は、ドラムの外側にある水槽に溜まる構造になっており、水槽から排水経路間が詰まってしまう事があります。
ドラムの脱着作業が必要になることがあります。
本体内部に詰まっているものと、未然に防ぐためのポイント
本体内部つまりの原因は、大体同じものになります。
原因になるものの混入を未然に防ぐことで、洗濯機の排水トラブルの可能性を下げることができます。
原因その1 お金
〇500円硬貨 水槽の排水出口に詰まることがあります。
〇100円、10円硬貨 排水弁内部や排水ホース、排水トラップに詰まることがあります。
※硬貨の混入を防ぐためには、衣類のポケットに入れないように心がける事が一番の解決策になります。
原因その2 マスク、小さい靴下など
マスクや小さい靴下などは、排水弁部分や内部排水ホースに詰まってしまうことがあります。
〇マスク、小さい靴下、ハンカチなど
※小さい物は衣類ネットに入れて洗濯しましょう。縦型洗濯機でも水槽側への混入はあります。
原因その3 糸くず
乾燥機能ありの洗濯機の場合、本体内部に糸くずを溜めてしまうことがあります。
排水弁、内部排水ホース、排水トラップなどに詰まってしまうことがあります。
※糸くずフィルター、乾燥フィルターは運転後毎回清掃しましょう。糸くずが残ったままだと、次の運転で本体内部に混入します。
地元の業者に依頼するメリット
地元である神戸市内の業者に依頼するメリットは下記の通りです。
- 迅速な対応が期待できる
- 交通費や出張費が抑えられる
- 地域に根ざしたサービスを受けられる
毎日使用する家電は、早急な修理が必要です。
また、地元である神戸市内の電器店ならではの柔軟な対応も魅力の一つといえます。
まとめ
洗濯機の排水ができない場合、自分でできるチェックから始め、必要に応じて専門業者に家電修理の依頼をすることが重要です。
故障なのかの判断が難しい場合なども、一度お問い合わせください。
毎日の生活を快適に過ごすためにも、洗濯機のメンテナンスをしっかり行い、問題があれば早めに対処しましょう。