プロ直伝!エアコンが冷えないときに自分でできる対処法まとめ
これからの暑い夏には欠かせないエアコンですが、突然冷えなくなると困りますよね。
そんなときに慌てないため、プロが教える自分でできる対処法をまとめました。
エアコンが冷えない原因と、解決する簡単な手順を解説します!
エアコンが冷えない理由とは?
エアコンが冷えない原因は、フィルターの詰まりや室外機の汚れなどが考えられます。
まずはこれらを点検し、適切な掃除を行いましょう。
フィルターの詰まり
エアコンを使用する上で、非常に重要なのがフィルターの掃除です。
フィルターにホコリが溜まると、空気をキレイにして冷やす機能が低下します。
風量が明らかに少なくなった、いつもよりも室温が下がりにくいと感じたら、フィルターの汚れを疑いましょう。
多くのエアコンは、フレームからフィルターを外して水洗いや掃除機での清掃が可能です。
室外機の汚れ
エアコンの室外機は、外気の中で熱交換を行うことで冷却を効果的に行います。
しかし、室外機がホコリや落ち葉、小枝などで汚れると、熱交換の効率が悪くなり十分な冷却ができなくなります。
特に夏に冷えないと感じる場合は、室外機が原因の一つであることが考えられます。
自分で掃除が難しい場合は、専門のサービスに依頼して清掃をしてもらうとよいでしょう。
自分でできる対処法①フィルターの詰まりを解消する
エアコンが冷えない主な原因の一つがフィルターの詰まりです。
まずは、フィルターの掃除を行いましょう。
フィルターの場所を確認する
エアコンのフィルターの位置は、機種によって異なりますが、多くはフロントパネルを開けると見える場所にあります。
パネルの開け方は、一般的には持ち上げるかスライドする動作で開くことができます。
正確な位置や開け方は、エアコンの取扱説明書を確認するのがベストです。
フィルターを取り外して掃除する
フィルターを取り外した後は、まずは乾いた布や掃除機を使用して、ホコリや汚れを優しく取り除きます。
直接手で触れる時は、精密な部品を傷つけないよう注意が必要です。
この際、定期的な掃除が行われていないと、かなりの汚れが溜まっていることもあるので、慌てず丁寧に行ってください。
フィルターを水洗いまたは交換する
フィルターのホコリが取り除けたら、次は水道水で優しく水洗いして徹底的にキレイにします。
また、フィルターが非常に古かったり、破損している場合は新しいものに交換することをお勧めします。
この工程により、エアコンの空気の流れが改善され、効率的に冷却することが可能になります。
水洗い後は、十分に乾かしてから再取り付けすることを忘れずに行いましょう。
自分でできる対処法②室外機の汚れを落とす
エアコンが冷えない場合、室外機の汚れが原因であることも多いです。
自宅で簡単に行える室外機のお手入れ方法をご紹介します。
室外機の位置を確認する
室外機がエアコンの性能に大きく影響を与えるため、まずはその位置を確認しましょう。
室外機は家の外壁やベランダに設置されていることが多く、空気が流れる場所にあることが重要です。
風通しが悪い場所にあると、効率よく熱交換ができず、エアコンが冷えなくなる原因になります。
また、室外機の周りにものがあると、エアコンの性能が十分に発揮されないことがあります。
電源を切って掃除機で埃やゴミを吸い取る
エアコンを使用する前には、必ず電源を切って安全を確保しましょう。
室外機は日々外気にさらされているため、埃やゴミが内部に溜まりやすい状態です。
埃が詰まると熱交換が上手く行われなくなり、結果としてエアコンの冷却効率が低下します。
掃除機を使って室外機のフィンやファン周りの埃を丁寧に吸い取ることが有効です。
水をかけて汚れを落とす
室外機のフィンやファンは、掃除機だけでは取りきれない汚れが残ることがあります。
そのような場合は、水をかけて汚れを洗い流しましょう。
ただし、勢い良くかけてしまうと室内へ水が入り込む可能性があるため、優しく洗い流すのがポイントです。
汚れが落ちれば、熱の交換が効率的になり、エアコンの冷却効果も復活します。
その他の対処法
エアコンが冷えない原因は多岐にわたるため、リモコンの電池、ブレーカー、冷媒ガスの状態を確認してみましょう。
リモコンの電池切れを確認する
エアコンが反応しない、効きが悪い場合、意外と見落としがちなのがリモコンの電池切れです。
リモコンの液晶部分の表示が弱い、ボタンを押しても反応が鈍いなどの症状があれば電池交換をしてみてください。
リモコンはエアコン操作の指令を出す大切な部品です。
電池の持ちは使用頻度にもよりますが、一般的には1年から数年での交換が推奨されています。
ブレーカーが落ちていないか確認する
家全体や特定の部屋のエアコンが効かなくなった場合、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。
ブレーカーがオフになっていると、エアコンを含むすべての電源が供給されなくなります。
特に悪天候時の雷などで、過電流が発生するとブレーカーが自動的にオフになることがあります。
もしブレーカーが落ちていれば、手動で元に戻すことでエアコンは再度正常に機能する可能性があります。
冷媒ガスが漏れていないか確認する
エアコンが冷えない原因の一つとして、冷媒ガスの漏れが考えられます。
冷媒ガスは、エアコンの冷却効果を発揮するために必要なガスです。
ガスが漏れていると冷却能力が低下し、十分に冷えなくなります。
霜が付く、異常な音がする、以前に比べて冷えないといった症状があれば、ガス漏れの疑いがあります。
冷媒ガスの補充や修理は、確実で安全な作業が求められるため、必ずプロの技術者にご依頼ください。
まとめ
今回はエアコンが冷えないときに自分でできる対処法についてご紹介しました。
原因はフィルターや室外機の汚れが多いため、これらの掃除から始めましょう。
また、リモコンの電池やブレーカーの確認、冷媒ガスのチェックも重要です。
これらの対処法を試しても解決しない場合は、プロに相談することをお勧めします。