電気代を賢く節約！

日頃から気になる電気代。節約をしたいと思っても、何から手をつけていいかわからない方も多いでしょう。

この記事では、生活の中で頻繁に使われる家電や住宅設備機器について、それぞれの電気代の節約方法を詳しく解説します。

これからご紹介する節約術は、誰でもすぐに実践でき、日々の暮らしの節約に繋がります。

ぜひ参考にしてみてください。

家電を選ぶときから省エネを意識する

家電を選ぶ際に最も注目すべきは、省エネ効果です。

エアコンや冷蔵庫、テレビなど、電気を大量に消費する家電ほど省エネ型を選ぶことが、節電にとって重要となります。

また、エネルギー消費効率の良い家電を選ぶことは、地球環境保全にも繋がります。

新しく家電を購入する際は、エネルギー消費効率を示す「エコマーク」や「エネルギーラベル」などを確認しましょう。

エネルギー効率が良い製品は、初期投資額が高くなる場合もありますが、長期間使用することを考えるとトータルでのコストは抑えられ、電気代の節約に繋がります。

家電の節約方法

まずは、家電の節約方法からご紹介していきます。冷蔵庫、照明、テレビを例として挙げています。

冷蔵庫の節電術

日々稼働している冷蔵庫は、家庭の電気使用量の中でも大きな割合を占めています。

冷蔵庫の節電術を知ることは生活の電気代を大きく押さえることに繋がります。

まず、冷蔵庫の導入時はその容量に注意が必要です。

家族の人数や生活スタイルに見合った容量のものを選び、必要以上に大きな冷蔵庫を避けることで、電力消費をセーブすることができます。

また、冷蔵庫の後ろ側は定期的に掃除を行い、ホコリを除去することが推奨されています。

ホコリがたまると冷却効率が下がり、結果的に電力を多く消費するようになります。

これらの対策を行うことで、冷蔵庫の節電効果を実感できるでしょう。

照明の電気代節約術

照明もまた、日常生活に欠かせない家電の1つであり、省エネ対策が欠かせません。

まず、近年流通しているLED電球は消費電力が少なく、長寿命であるため、電気代の節約になります。

蛍光管や白熱電球からLED電球への交換は、CO2の排出削減という環境保全の観点からも重要です。

また、不要な明るさを避けるために、部屋の用途や時間帯に合わせて照明の明るさを調整することもおすすめです。

リビングやダイニングでは、複数の照明を組み合わせて使用することで、必要な明るさを得つつ電力の無駄遣いを防ぐことができます。

テレビの節電方法

テレビの節電方法としては、まず視聴していないときは電源を切ることが基本となります。

一般的にテレビの待機電力も無視できないため、長時間外出などで視聴しない場合はコンセントを抜くという方法も効果的です。

さらに、画面の明るさを適切なレベルに設定する、メーカーが推奨するエコモードを活用するなどして、適切な消費電力を維持することも大切です。

住宅設備機器の節電術

ここからは家電製品以上に大きな電力を要する家庭内の主要な機器、エアコン、換気設備、給湯器についての節電術をご紹介します。

エアコンの省エネについて

エアコンは年間を通して使用する家電製品の中で、最も電力を消費すると言われています。

そのため、エアコンの省エネは電気代の節約に大きく貢献します。

まず、新しいエアコンを選ぶ際には、省エネ性能の高い製品を選ぶことが基本です。

また、適切な温度設定も重要で、冷房時は28℃、暖房時は20℃が目安とされています。

温度設定が1℃違うだけで消費電力が約10％変わることもあるとされています。

したがって、無理な低温・高温設定は避けるべきです。

さらに、定期的なエアコンフィルターの掃除も忘れずに行いましょう。

塵や埃により空気の流れが悪くなると、冷暖房の効率が低下し、それに伴い電力を多く消費してしまいます。

換気設備の節電方法

キッチンのレンジフード（換気扇）は、料理の煙や匂いを排出するために欠かせない設備ですが、意外と電力を消費しています。換気扇はなるべく短時間で使用し、効率よく換気することがポイントです。

また、定期的な掃除も重要です。油汚れなどが溜まると換気性能が低下し、長時間運転する必要が出てきます。

一方、浴室やトイレの換気扇は24時間稼働している場合が多いですよね。

そのため、電気代が気になる方はタイマーを利用して運転時間を制限するといった工夫が有効です。

最近では、人感センサー付きで不在時には自動的に切れる節電タイプの換気扇もありますので、新規取り付けの際には検討してみてはいかがでしょうか。

給湯器の節電方法

家庭でのエネルギー消費を大きく占める給湯器ですが、そこを見直すことで更なる省エネ効果が期待できます。

例えば、ぬるま湯を利用する機会が多い場合では、「エコキュート」などの省エネ型給湯器を導入することで、大幅な節電効果を実感できます。

また、給湯器の温度設定も見直してみてはいかがでしょうか。

湯船を沸かす際には高めの温度設定が必要ですが、手洗いや食器洗いなどで利用する場合には、それほど高い温度は必要ありません。

そのため、使用目的に応じて温度設定を調節することで節電につながります。

ライフスタイルを見直して節電する

電力を消費する機器の節電対策だけでなく、我々のライフスタイルや電力の使用方法そのものを見直すことで、更なる節約効果や環境への負担軽減が期待できます。

ピークシフトの取り組みやエネルギーマネージメントの重要性、ライフスタイルの見直しなど、具体的な方法について見ていきましょう。

ピークシフトを実践する

ピークシフトとは、電力の使用量がピークを迎える時間帯をずらすことで、電力供給の安定と節電を図る取り組みです。

主に夏の昼間や冬の夕方に発生する電力需要のピークを、各家庭や企業が意識してずらすことで、電力供給の安定化と共に、電力会社から提供される電力費の割引などのメリットを享受することができます。

具体的な方法としては、洗濯・掃除・料理など、電力を大量に消費する家事を早朝や深夜、電力使用量が比較的少ない時間に行うというものがあります。

エネルギーマネージメントも重要

エネルギーマネージメントとは、エネルギーの使用状況を常に把握し、可能な範囲で最適なエネルギー使用方法を追求することです。

私たちの生活や企業活動において、これまで無意識に行われてきた多くのエネルギー使用方法に無駄があることが明らかになっています。

その無駄を見つけ出し、削減することでエネルギーコスト節約だけでなく、地球環境の保全にも寄与することが可能です。

エネルギーマネージメントを行うためには、まず電力使用量を記録し、その変動を日々確認することが大切です。使いすぎている電力を見つけ出し、それを削減するための具体的な行動を計画することが求められます。

ライフスタイルの見直しでの節電術

ライフスタイルの見直しを通じて節電を行う方法として、まず、家電製品を使用する時間を効率的に計画することが挙げられます。

例えば、テレビは実際に視聴する時間だけ電源を入れる、洗濯機はできるだけ一度に洗うなど、一回の作業で大きな効果を得るようにすると良いでしょう。

また、エアコンなどの暖房・冷房機器は、適切な温度設定と適切な使用時間を確保することが大切です。

室内の温度が適切であれば、エアコンを24時間運転する必要はありません。

エアコンを使わない時間帯を設けることで、省エネと快適な生活環境の両立が可能です。

まとめ

この記事では、家電や住宅設備機器の節電方法を具体的にご紹介してきました。

ピークシフトなど、電力を使用するライフスタイルそのものを考え直すことで、電気代を節約できることもあります。

今日から実践できることも多いので、ぜひ参考にしてみてください。